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コンペなどの場合は1種類のみ提出する事が多いのですが、そうでない案件や先方から提案を求められた場合は、2~3パターン提出します。有能な方はもっとある案の中から4、5種類程選んで提案するのだそうです。
私は、せいぜい1案ひねり出すのが精いっぱい。
かといって1案だけを提出しても先方には伝わりにくいため、比較対象として別案を作成します。
比較対象用といっても、ベースを本命の案で装飾的な部分のみ直感で変えた感じ。悩んだ時間は本命に比べると半分以下。作業時間は同じくらい。
ですから、そちらの方が支持されると、拍子抜けしてしまうわけです。
もちろん先方には本命とか比較対象用とか申しませんし、選ぶ権利は私にはないのですから、先方が選ばれた方を本命として扱います。
小手先であれこれ考えても無駄。「まだまだだね」という評価をうけた気分で敗北感を味わうわけです。
 
かの有名な映画で「考えるな!感じろ!」というセリフがありますが、直感のみで仕事できるほど有能ではないので過去の傾向やプロセスを考えあれこれと悩みながら作成するわけですよ。っというかそれが日本人としては一般的だと思います。